晴太のちょっとだけ
ある晩、絢太は、寝かしつけ成功ですんなり寝てました。晴太はなかなか寝れず、ゴロゴロ甘えてました。ところが、絢太が起き出してしまいました。
晴太は、甘えてる途中だったのに急に止めさせられてしまいました。
晴太は、絢太を抱っこしている私の肩に手を置いて、うっうっと泣いてます。
泣くのを我慢しながら、抱っこの順番を待ってるのが、解りました。
そして、晴太はもっと自分に自然に構ってもらえるように、大好きなコんガらガっちの本を持ってきて、目に涙をいっぱい溜めながら、読んでぇ。と、震えながら言いました。
私は、泣く絢太を横に置いて、晴太に言いました。
抱っこしたろ。おいで!
晴太は、大きい声で泣きながら抱きついてきました。そして、気がすんだのか、
母ちゃん。あっち!絢太。
と、言い、私から離れて反対向いて寝ていきました。
晴太ありがとう。