fumi2330's blog

男の子 子育て奮闘しつつ趣味のロミロミマッサージやアロマ・石鹸作り・本の事など

読書

「脳はこんなに悩ましい」 中村うさぎ×池谷裕二

 

 簡単に面白く興味深い本でした。

 

簡略抜粋。

ネアンデルタール人と人類のあやしい関係 

 

ヒト と ネアンデルタール人は全く違う生き物だけれども、
ネアンデルールタ人の遺伝子を見ると、ヒトの遺伝子と1%の共通点がある。
つまり、、、ヒトにコピーされて残っているということ。
つまり、、、、ヒトがネアンデルタール人と交雑したといこと。

そして、ネアンデルタール人ミトコンドリアの遺伝子にはヒトとの共通点が見つからない!!ミトコンドリアだけでは人との交雑は証明できない。

ミトコンドリアは母系継承。。

ここがみそ、

ネアンデルタール人の男と人の女が交雑したということ!!!産まれてきた毛深い毛深い?赤ちゃんを異形と間引きせず、ヒトとしてヒト社会の中で育てた。

当時のヒト社会の温かさ、心の広さを感じる。

不思議なのは原生人類がヨーロッパに渡った直後に、交雑が始まり時を同じくしてネアンデルタール人が滅びるというこ。20万年もの栄華を誇っていたのにヒトの到来にあわせたようにあっさり絶滅。何があったのでしょう。

 

 

◎脳の不平等の話。

脳のシステムもごく一部のシナプスが元気に働き、そのほかのシナプスはヘルプする脇役。脳の不平等が脳の安定性をもたらしている。

人間社会のパレード則 と一緒。組織内でよく働く人と怠ける人の割り合いは

にっぱち (2:8)の比率。

脳も同じにっぱちだそうです。平等なんて理念は机上の空論でしかないということ??誰もが努力だけでは成功できないことを感ずいている。
優れた遺伝子の配分もそうということ。だからこそ人生ってうんで決まると考える人の間では占いが流行する。占いに頼る人達は、薄い絶望や虚無感が蔓延しているのかもしれない。が、とくに数学が物理の学者は、晩年に宗教心が強くなる傾向がある。
人間の脳が考えた論理や法則や数学で、なぜ世界の摂理が記述できるのか、どう考えてもわからない。つまり独りよがりの理論でなぜ日食という宇宙現象が予測できてしまうのか、学問を突き詰めるほど、わからなくなる。絶対者や超越者が存在する可能性を考えざるをえない。

 

感想

ネアンデルタール人

人の持っている本来の優しさを感じるし、遺伝子レベルで母性、女性の優しさ根源のように思えました。NHK的にいうと、元始、女性は太陽であった!かな

 

脳の不平等:

不平等だけど奇跡、自然の摂理、宇宙、考えれば考えるほど神様がいる って思えることかもしれない。

エネルギーの源を神様と人はあがめる。


私もエネルギーの源、例えば太陽や月・海・山 ・赤ちゃんを見たとき感じたときに、綺麗だとか、神々しいものを感じられる人でありたいと思います。

とういうことは、信じてるのだな。